りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

ソフトウェアのβ(ベータ)版

 

最近、どうにも気になっていることがあるのです…。

それが"β(ベータ)版"というものの理解度。

特に、パソコンの扱いに慣れて自分の知識にやや自惚れ気味のユーザに危険を感じる。

ソフトウェアが開発され発売(配布)に至るまでを大雑把にいうと...
 1)開発初期:α(アルファ)版;開発経過により、α1…α2…α3…など
 2)開発後期:β(ベータ)版;開発経過により、β1…β2…β3…など
   ……稀に開発発売寸前の試作版を"γ(ガンマ)版"として公開する場合もあり
 3)完成品:製品版(有償物)、正式配布版(無償物)
という段階を経てきます(αやβを公開しない場合もある:デベロッパの考え方次第)。

ご覧の通り、β版はまだ開発の途中段階に位置するプログラムです。
開発途上版ですから完成品ほどの完成度であるはずもなく(完成度は高いかもしれないが)、故に思わぬ不具合に見舞われてしまう、なんてことも無いとは言えないものです。

どうもこの点に於いて先に示したスキルのユーザの多くが勘違いをしているように思えるのです。

β版として配布されているものの多くは相当の完成度、安定度を備えている場合が多くなったことや、商品化される直前のβ版は無償配布されていることが多いといった事の積み重ねによる誤解なのか…。

とにかく『β版≒完成版』と勘違いしている輩がやたらに多く、そういう連中に限って安易にβ版を他人に薦めたりしてるから怖い…。

いいか、チミたち。

β版はβ版であって、完成版とは異なるのです(同じならβ版を公開する意味がないでしょ?)。未完成品である以上、完成版よりは何らかのリスクを伴う確率が高いのです。

故に、β版を使うにはそれなりにパソコンを扱う経験や知識が求められているのです

もう一度、β版とはどういうものなのか、じっくり考えて頂きたい。

自己責任に於いて、自分が使うのは素人だろうとなんだろうと関係ないが、人に薦める場合は十分に配慮して頂きたいものです。

そうでしょ?

# このエントリは旧ブログからインポートしたものです、一部リンク切れしている場合があります

# 2019年4月11日、本文体裁修正