返信メールや掲示板での回答などの件名で良く見かけるやつ、それである。
Re: ほげほげ
まぁ、図解するまでもないでしょうけどこういうやつのことです。これが付いた件名は基本的に[返信]であることを意味しているのは大半の方がご存知でしょう。ではなぜ返信の件名にはこの「Re:」が付されているんでしょうか。
と、その前に英語のセオリーを振り返ってみよう。実は英単語においては[re]だけでもそれなりの意味があり、"再び"とか"新たに"などのように「仕切り直し」のような雰囲気を持っている。具体的にいくつか例を挙げてみると(ハイフンは便宜上使用)...
- play > re-play
- action > re-action
- bound > re-bound
- try > re-try
- call > re-call
- boot(パソコン等の"起動") > re-boot(再起動)
- mind > re-mind
- make > re-make
- form > re-form
などなど……。
となると、「re:」と書かれているだけでも何となく意味は通じそうな気がする(笑)。でも(実際のところは不明だが)そんなことではなく、たぶん元となる単語は存在していて単にそれを省略して書いたというのが正解なのだろう。では、その元となった単語は何なんだろう‥。
日本人はこの「re:」に該当するメールや投稿を「レス」と称する人が大半を占めている。となると、恐らくもとの単語は「response(レスポンス)」なんだろう、となるのだが…。
いやいや、違うのです、間違いなのです(きっと)。一説によると、これはパソコン通信時代に誤認されたものがそのまま広がったと言われている。つまり、その時代に誰かが「re = response」であると誤解をし、それがそのまま定着しちゃったから「re = レス」という略称を使うようになった、らしい。→中には「re = reaction」と指摘する人もいるが…(こっちの方が少し説得力が有る/笑)
うん、確かに response だと「反応」という意味だから違和感がある。『"反応"って、なんか機械的なイメージが無い?』、そんな違和感。じゃ、返信という意味の英単語って無いのかといえば、そりゃもちろん有るわけで…
reply
reply
reじゃん!
そうなのです、「re:」の正体は疑う余地なく「reply(リプライ)」だったわけですね!
さて、とはいえ「レス」という言い方が定着している以上いまさら「リプライ」とは言い難い‥。もうこれは仕方が無いと言うしかないのが現状でしょう。ですから、私個人としては「知識上では"reply"、実用上では"レス"」で構わないと思う。ただし、ちょっと気取って略さずに書く時だけは恥をかかないように気をつけよう!
恥1) XXさん、レスポンスありがとうございました! その件については...
恥2) XXさん、リアクションどうも! その件については...
状況によっては上記の書き方が正解の時も有るのかもしれないが、基本的には「リプライ」が正解と考えるのが『正解』だと思えますので覚えておきませう♪
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# 2019年4月11日、本文体裁修正