りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

【Macの豆】第38回:マウスの移動速度

 

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Macで使うマウスの移動速度(=軌跡の速さ)はシステム環境設定で行えるのは誰もが知っていることだと思います。

で、デフォルトの設定ではマウスの移動速度がちょっと遅いと感じるのでシステム環境設定で変更をするのですが、なかには最大に設定してもなお遅いと感じる人がいると思います。

果たして本当に遅いのでしょうか。

実は "遅くない" 可能性がある

意外と気づかれていない特徴がこのマウスの移動速度にはあるんです。それは……

マウスポインタの移動速度はマウスを捌く速度(加速度)に応じて変化する

というもの。簡単に言うと……

  • マウスをゆっくり動かすと、マウスの移動幅は小さい
  • マウスを素早く動かすと、マウスの移動幅は大きい

ということで、マウスカーソルの移動速度はその設定とともに、マウス本体の操り方の影響も受けていることになります。

実例

iMacの27-inch画面で、マウスポインタを画面の左端から右端へ横断させるという操作を例に実例を挙げてみますね。

マウスの速さ(軌跡の速さ)はシステム環境設定>マウス>ポイントとクリックで最大に設定しておきます。

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この時……

  • マウスをゆっくり動かすと、実測で約33cmマウスを移動させる必要がある
  • マウスを素早く動かすと。実測で約5cmマウスを動かすだけで済んだ

という違いが現れました。

ゆっくり操作だと腕全体を左右に大きく動かす必要がありますが、素早い操作なら手首の返しだけで済む範疇ですから大違い。

この特性を理解できれば状況に応じたマウスの捌き方をすることで大きく移動させることもできれば、ピクセル単位の細かい作業も行えるようになりますね。

それでもなお、やはり設定のMAX以上にマウスポインタにすっ飛んでもらいたい場合は、サードパーティ製のソフトを使うなどしてチューンアップするしかありませんので必要があったら各自で探してみてください。

(´-`).。oO(Terminal.app で直接書き換える方法もあるかもしれないけど)