りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

定番の高機能テキストエディタ "Jedit X" が全面リフレッシュ、Jedit Ωとして登場!

 

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2017年8月4日、株式会社Artman 21は "Jedit Ω(ジェイエディット・オメガ)" を一般ユーザ向けに正式リリースしました。

Jedit Ωは最新のmacOS環境との適合性を向上させるためにゼロからプログラムを書き直した高機能テキストエディタで、前身にあたるJedit X(ジェイエディット・テン)の後継者。

βテスト期間を含めて一年以上という長い開発期間を経ての登場です。

Jedit Ω

Jedit XはOS X(Mac OS X)がアップデートするたびにマイナーアップデートを繰り返してきましたが、それもそろそろ限界……ということで、改めてゼロから書き直してmacOSでも快適に動作するようにリフレッシュされたのがこのJedit Ωです。

例えばJedit Xでは2枚のウインドウをmacOSの機能を使ってフルスクリーンで並べるとこのようにウインドウサイズに関係なく左右に黒帯が入るなどいろいろ不都合が生じていましたが……

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Jedit Ωでは……

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このように綺麗に隙間なく2枚が並ぶようになり、作業しやすくなりました。

あくまでもこれはほんの一例ですが、このように現在のOSに見合った改善が随所に施されているので、それだけでもJedit XからJedit Ωにアップデートする価値はありそうです。

Jedit Ω(Free版)

Jedit Ω(Free版)は文字通り無料で利用可能なバージョンです。

よほど高度で複雑なテキスト編集を行わない限り、Free版で提供されている機能だけでも十分に使えるレベルにあります。

個人的には、macOS標準のテキストエディト.appより使いやすいと思います。

Jedit Ω(Pro版)

アプリケーション本体はFree版と同じですが、購入したライセンスコードを入力することでFree版で制限が掛けられていた機能が解除されます。

Jedit ΩのFree版でロックされている機能(Pro版のみ使用可能の機能)は以下の通りで、Free版ではメニュー項目にロックアイコンが付いているので一目でわかります。

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ファイルメニュー
  • 書類と比較する…
  • 再読み込み…

Pro版ではJedit Xよりも大幅に改善されている編集履歴機能が利用可能に。

表示メニュー
  • 構文カラーリング(C, CSS, HTML, Java, JavaScript, LaTeX, Perl, Python, URL, php, plist, ruby)

Jedit伝統の構文カラーリングには今回新たに "Ruby" が加わりました。

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書式メニュー
  • スタイル(スタイルパターンの追加/修正…)
検索メニュー
  • 検索
  • 検索結果を開く…
  • 選択部分を置換文字列に
  • ブックマーク一覧…
  • 選択部分をブックマークに

Jeditの強力ツールのひとつとして紹介したいのがこの "検索" で、『開いている複数のテキストファイルに対して正規表現を用いた複数一括置換をする』といったかなり面倒な一括検索置換を行える優れもの!

私はこれだけのためにJedit Ω Proにしたと言っても過言じゃありません!(๑⁼̴̀ᐜ⁼̴́)੭ु⁾⁾f:id:kjx130:20170805171817j:plain

ツールメニュー

ツールメニューにある項目はほぼ全てがPro版のみ使用可能です。それなりのレベルのテキスト編集を行うならどれも必携の機能ばかりでしょう。

  • 強制改行による行揃えの設定…
  • 強制改行による行揃え
  • 改行/プレフィックスの除去
  • プレフィックスの設定…
  • 選択部分をプレフィックスに
  • プレフィックスを付加
  • プレフィックスを付加(桁据え置き)
  • プレフィックスを除去
  • ソート…
  • 行を逆順にする
  • 隣接する重複行を削除
  • 重複行を集計して削除
  • タブインデントをスペースインデントに
  • スペースインデントをタブインデントに
  • 行頭の空白文字を削除
  • 行末の空白文字を削除
  • 全角スペースを2つの半角スペースに
  • 漢字をひらがなに変換する
  • かな・カナ変換
  • 半角・全角変換…
  • 文字コードをツールチップで表示する
  • エンコーディングの互換性をチェック…

このほか、Pro版にすることでこれらの機能に関連するApple Scriptのロックも解除されますのでスクリプト遣いさんにはオススメです。

まずはFreeでお試し

先ほども書きましたが、Jedit Ωはまず無料の "Free版" をダウンロードすることから始まりますので、一通り試用したのち必要を感じたらProライセンスを購入するといいでしょう。

▶︎ Jedit Ω | Artman 21

Free版にPro用のライセンスコードを入力するだけでOKなので、改めてProバージョンをダウンロードするような手間はいりません。

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Proライセンスの1,200円を高く感じるか安く感じるかは人それぞれだと思いますが、前身のJedit Xが新規ライセンスで2,940円、ver1.xからのアップグレードでも1,680円に設定されていることを考えるとかなりのお手頃価格だと思います。

既存ユーザに対するアップグレード版(優待価格)は設定されていないようですが、上記の通り十分お買い得だと思うので躊躇わずにPro版にしちゃった方が良いかもしれないですね ( ´▽`)