Mac OS X / OS X / macOS(以下 macOS で統一)にはDock(ドック)というものが備わっています。
macOSの初期状態ではここにFinderやSafari、メール、システム環境設定などのアイコンがずらっと並んでいますが、これはあくまでも初期状態。
各自の好みに合わせてDockの中身は好きなように追加・削除・並べ替えをすることができるので、自分の使いやすいように整理することをお勧めします。
Dockの決まりごと
Dockには決まりごとがひとつだけあります。
Dockに登録されているゴミ箱アイコンの近くには1本の線が描かれていますが、これは境界線を表しています。
横型のDockを表示している場合、この境界線の左側はアプリケーション専用の登録エリアになっていて、境界線の右側はファイルやフォルダの登録エリアになっています。
縦型のDockの場合は境界線の上がアプリケーション専用、境界線の下がファイルやフォルダ用の登録エリアです。
これさえ知っておけばあとは大丈夫。
Dockに登録する
Finder上に表示されている任意のファイル(フォルダ)アイコンを、Dockの然るべき場所へドラッグします。
先ほど書いた通り、アプリケーションなら境界線の左(上)、ファイルやフォルダなら境界線の右(下)です。
半透明のDock枠内まで持ってきたらマウスを離して、これで登録完了。
ちなみに。
すでに起動しているアプリケーションをDockに登録したい場合は、Dock上に表示されているアプリケーションアイコンを右クリックして表示されるオプションから「Dockに追加」を選択します。
Dockから削除する
Dockに登録されているものを削除したい場合は、そのアイコンを画面の中心方向にドラッグします。
(´-`).。oO(厳密に中心に向かう必要はありません、あくまでも方向の目安です)
ある程度Dockから離れるとドラッグ中のアイコンが半透明になり[削除]という吹き出しが現れるので、そしたらマウスボタンを離してください。
「ぽふっ♪」という効果音とともアイコンが消えます。
なお、この操作で削除されるのはあくまでも『Dockに登録されたアイコン』です。アプリケーションやファイルそのものがMacから消えるわけではないので、ご心配なく。
ちなみに。
ドラッグして消すのがやり難かったら、Dock上に表示されているアプリケーションアイコンを右クリックして表示されるメニューから「Dockから削除」を選択してもOK。
アイコンを並べ替える
Dockに登録済みのアイコンは自由に並べ替えることができますが、先ほど書いた通りDockには決まりごとがあるので境界線をまたいで並べ替えることはできません。
やり方は簡単。
Dockに登録されているアイコンをマウスで捕まえて左右に(縦表示の場合は上下に)移動させるだけです。
Dockのアイコンに「?」マーク
Dock上のアイコンに「?」マークが現れることがあります。
これは元のファイルを見失った、という意味。
上図の場合、デスクトップ上にあった "cap_20161125_163101.jpg" をDockに登録したのですが、その後そのファイルを削除したためこのように表示されました。
(macOSのバージョンによっては「?」だけが表示されます)
第一部のまとめ
使い始めの頃は初期状態のDockでも十分に役立つと思いますが、アプリケーションを買い足すなどして時間が経つと必ず「登録されているのに使わないアプリ」と「頻繁に使うようになったけど登録してないアプリ」が出てきます。
そのままでも『使いにくい』ということはあまり感じないかもしれませんが、気が付いた時にDockの整理・追加・削除をしてみてください。
きっと前よりも手間が軽減されて少し楽に操作できるようになると思います。