▷ このエントリーは2016年5月14日に投稿したものを再構成したものです。一部当時の画像が混在していて最新のmacOSのものとは様子の違うものがありますが、説明上支障のないものはそのまま使用しています。
macOSではMission Controlと呼ばれる複数のデスクトップ(操作スペース)を運用できる機能が備わっています。
この機能を有効にすると全てのデスクトップに同じ壁紙が適用されるのが普通なのですが、実はシステム環境設定の使い方をちょっと変えるだけでデスクトップごとに異なるデスクトップピクチャ(以下、壁紙と表記)を設定することが可能です。
Mission Controlとは
macOSのシステム環境設定にあるMisson Controlというパネルを開くと:
ちなみにMagic Mouseを使っている私はマウスの設定をこうしてあります:
このような設定のもと2本指でダブルタップすると画面が切り替わり、画面の上の方に設定してあるデスクトップ(作業空間)の数だけサムネイルが並びます:
普通に使っているとここのサムネイルはどれも同じ壁紙が適用されたものになっているはずですが、以下に紹介する手順で設定をすると上図のようにそれぞれ異なる壁紙を設定できます。
設定方法(準備)
まず最初に、壁紙の設定効率を上げるための下準備設定をしておきます。
- Dockのシステム環境設定アイコンを右クリック
- "オプション" から "すべてのデスクトップ" を選択(下図)
設定方法(本題)
上記準備設定が終わったら本題の設定に移ります。
仮に、デスクトップ1、2、3の三つのデスクトップでそれぞれ異なる壁紙を設定するとした場合、以下のような手順になります:
- デスクトップ1を表示している状態でシステム環境設定を開く
- デスクトップとスクリーンセーバの項目を開き、任意の壁紙を設定
- システム環境設定のウインドウはそのままで、デスクトップ2に切り替える
- デスクトップ2の壁紙を設定
- システム環境設定のウインドウはそのままで、デスクトップ3に切り替える
- デスクトップ3の壁紙を設定
要するにデスクトップごとに壁紙を設定する、という操作を改めてやるだけです。初期段階ですべてのデスクトップに同じ壁紙が適用されるのはこの設定をしていないからです(=初期表示のまま)
ちなみに前述の準備設定をしなかった場合は:
- 壁紙を設定したらシステム環境設定ウインドウを閉じる
- デスクトップを切り替えたらシステム環境設定を開いて壁紙設定をする
- 設定したらシステム環境設定ウインドウを閉じてデスクトップを切り替えて……
という具合に設定ウィンドウの開閉を繰り返さなければならない分、設定作業がちょっとだけ煩雑になります。
気持ちも切り替えやすくなると思う
例えば遊びモードと仕事モードといった具合に操作スペース毎に壁紙を設定しておけば気分も切り替えやすくなるかもしれません。
まあ、好みの問題だと言われてしまえばそれまでですが試してみてはいかが?