OS Xの写真.appに収められている写真を複製する場合、どういう操作をしたかによって複製された写真が保有する情報に違いがあるようです。
普通にドラッグ&ドロップした場合
まず写真.appのウインドウから写真をデスクトップなどにドラッグ&ドロップした画像を(ファイル情報を確認するために)プレビュー.appで開いた場合が下図。
インスペクタウインドウ(ツール>インスペクタを表示)を開いて のタブを開くと、そこには[一般、Exif、IPTC、JFIF、TIFF]と書かれた5項目が並んでいるのがわかると思います。
後述しますが、写真.appに入っているもとの写真にはGPS(ジオタグ)が付いているのですが、普通にドラッグ&ドロップで複製を行った場合にはこのジオタグが省かれています。
では、ジオタグ付きで複製したい場合はどうしたらよいか。
optionキーを押しながらドラッグ&ドロップ
前述は普通にドラッグ&ドロップしただけですが、今度はoptionキーを押しながらドラッグ&ドロップしてみます。
するとこのように[GPS]の項目が表示されており、GPS情報付きで複製されたことがわかります。
でも……あれれ (?ω?)
GPS情報は複製されましたが、今度は代わりにIPTCとJFIFの情報がありません。
では、GPS、IPTC、JFIFの各情報付きで複製したい場合はどうしたらいいか。
写真.appの書き出しメニューを使う
ファイルメニューから "書き出す" を選びます。"書き出す"のサブ項目はその都度適切なものを選べばOK。
ここではとりあえず "1枚の写真を書き出す…" を選んだとします。
すると写真.appのウインドウに下図のようなシートが下りて来ます。
位置情報の項目にチェックが入っていなければチェックを入れて、その他の項目は必要があれば変更して(普通はそのままでいいと思う)書き出しを実行します。
この操作によって書き出されたファイルをプレビュー.appで開いたのが下図。
前者二例とは違い[一般、Exif、GPS、IPTC、JFIF、TIFF]の6つの情報項目が複製されていることがわかります。
→ 当たり前ですが先の書き出しシートで "位置情報" にチェックが入っていない場合はGPS情報が削除されて書き出されます
あまり機会はないかもしれませんが、状況によって複製(書き出し)を賢く使い分けられると便利そうですね ( ´▽`)