機長は居眠り、副操縦士は iPad に集中……5000ftもの降下に気付かず
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トルコのアンカラ上空を飛行していた旅客機が突如として高度を 5,000 フィート(約15,000m)も下げ、管制室からコクピットに向けて直ちに機首を上げるよう非常シグナルを送るという事態が起きたそうです。乗員乗客280名に負傷者などは出なかった模様。
問題の飛行機はムンバイ(インド)からブリュッセル(ベルギー)へ向かっていたジェット・エアウェイズ(インド)の便。
管制室から通知されたとき副操縦士は iPad でフライト情報の確認を行っていたそうで、どうやら画面に気を取られていたせいで 5,000 ft もの降下に気づかなかった模様。ちなみに機長はこの時居眠り中だったとか(本人は規定で認められている休息時間であったと主張)
恐らく自動操縦による水平飛行中だと思いますが、何らかの操作(誤操作)によって自動操縦が解除されると通知音が鳴るはず。管制室からの非常シグナルが届くまで両パイロットとも気付かなかったという事は通知音は鳴らなかったのかな……よくわかんないけど。
3:00 過ぎに鳴るのが AP 解除の通知音 (ex. airbus A330)
いずれにしても立て直しが聞く段階で気付いたから良いようなものの、事と次第によっては制御不能状態に陥りかねないミスだけに原因の究明と対策をしっかりとして欲しいですね。