簡単……でも手順はちょっとだけ面倒に感じるかもね σ(^_^;)
OS X の機能(アプリ)のみで Dock に空白を作る方法です。
上はアプリケーション領域、下はフォルダ/ファイル領域の例
仕組みは至って簡単で、カスタムアイコンに「透明画像」を適用したダミーのファイルを作り、これを Dock に登録しているだけです。
透明画像の作り方、カスタムアイコンの適用方法……この二点さえ解っていれば作業は雑作もありません。
透明な画像を作成する
透明画像は OS X 標準のプレビュー.app を使って作成できます。以下、手順の一例。
- shift+command+control+4を押す
→ 選択した指定範囲のキャプチャ画像をクリップボードに保存するためのコマンド - 画面のどこでも構わないのでマウスをドラッグしながら適当な四角(範囲)を描いてマウスボタンを離す
→ 描かれた四角内の画像がクリップボードに保存される - プレビュー.app を起動
- command+Nを押す
→ クリップボードに保存された画像を取り出して新規ファイルとして開くためのコマンド - command+A を押して開いた画像の全体を選択
- deleteキーを押して画像を削除
→ delete 押下後に PNG 形式への変換を訊かれた場合は OK してください、この作業では PNG ファイルを使います
画像が削除されてウインドウの背景色(グレー)だけが描かれているウインドウが出来ているはずです。
初めての人は理解しにくいかもしれませんが、これは『何も無くなった』のではなく『何も描かれていない透明の画像がある』という状態です。この透明な画像をの後で "アイコン" として使います。
この(透明)画像ファイルを保存しても構いませんが、保存する必要もないのでとりあえずこの状態で放置して次に進みます。
ダミーとして使うファイルを作成する
以下の手順でダミーを作ります。作業場所は "デスクトップ" とします。
フォルダ領域用
- "新規フォルダ" を作成
- 適当な名前を付ける(冒頭の図例では "space_folder")
アプリケーション領域用
- "新規フォルダ" を作成
- 拡張子として「.app」を付した適当な名前を付ける(冒頭の図例では "space_app.app")
- 下図の確認ダイアログが出るので[追加]をクリックして確定
- フォルダアイコンが下図のデザインのものに変わります
用意ができたら、次の手順でアイコンを「透明画像」に変更します。
ダミーのアイコンを透明画像に変更する
始めの方の手順で作成した透明画像を、先ほど作成したダミーファイルのアイコンとして適用します。
- プレビュー.app の透明画像ウインドウに戻り command+A で全選択する
- command+C を押して(透明)画像をコピー
- ダミーファイルを選択し command+i (アイ) で情報ウインドウを表示
- 情報ウインドウ左肩に表示されているアイコンをクリックして選択状態にする
選択されるとこのようにアイコンが縁取られます
- command+V を押して手順(2)でコピーした透明画像をペースト
アイコンが消えた……のではなく透明画像が適用されたのです
アイコンの着せ替えはこれで完了。
あとは Dock に登録するだけ
……と、Dock ヘ登録する前に。
ダミー本体のアイコンも当然透明になっているので『アイコンの図柄をもとにファイルを探す』ことが困難になります。管理し易いように、予めダミーファイルは一纏めにして任意の場所に保存しておきましょう。
※ 最初に作った透明画像は用済みです、保存するなり削除するなり好きなようにしてください♪
あとは Dock に登録するだけです。
アプリ領域にはアプリ領域用のダミーを、ファイル領域にはファイル領域用のダミーをドロップして登録してください。透明なので違和感がありますが、他の登録アイコンと同様にドラッグしたり右クリックする事が可能なので不要になった時の削除も簡単に行えます。