不明なエラーで Mac App Store にのみログインできない場合の対処
親戚宅の iMac(Mac OS X 10.6.8)で iTunes Store や Apple ID の管理画面(web)にはログインできるのに、なぜか Mac App Store だけ下図(再現)のような表示が出てログインできない状態に遭遇しました。
ただ、別に所有している MacBook Pro(OS X 10.8.3)からは問題なく Mac App Store にログインできたことから、原因は iMac 側にあると断定。
その後色々試してみましたが、最終的には Mac App Store アプリ自身が怪しい……との結論に達したので、統合アップデートの適用による不具合解消を図ったところ無事解決に至りました。
以下にその手順を残しておきます。
……とその前に、統合アップデート(Combo Update)の適用による不具合の解決方法ですが、この件については過去にエントリーしています。
何も難しいことは無いのですが、どうしても説明が長くなってしまうので気になる方は以下のエントリーを参照して下さい。
概要を搔い摘んで言うと、今回の作業は統合アップデートの適用によって Mac App Store アプリを差し替える……というものになります。
統合アップデート(Combo Update)適用手順
現在使用中のOSと同じバージョン、またはそれ以降の統合アップデート(Combo Update)をAppleからダウンロードして適用します。
- まずは "Apple メニュー>この Mac について" を開きバージョンを確認
- この例では "10.8.3" の統合アップデート、あるいは "10.8.3以降、10.9未満" の統合アップデートをApple のサポートページからダウンロード
- ダウンロードされた統合アップデートを適用します
ダウンロードと適用に少々時間を要しますが作業としてはこれだけです。
これでログインできるようになっていれば OK。ただしこれでもダメだったらOS のクリーンインストールをするしか無いかもしれませんので腹をくくって下さい r(^^;)
統合アップデートの選び方
OS X のバージョンは 10.a.b という書式で表されており、a がメジャーバージョン、b がマイナーバージョンを示しています。
統合アップデートは主にマイナーバージョンをスキップしてアップデートする際(例えば 10.8.1 から 10.8.2 を飛び越して 10.8.3 )に用いられるため、10.a.0 と 10.a.1 の統合アップデートは用意されておらず、10.a.2 から各メジャーバージョンの最終番号までリリースされます。
→ Snow Leopaard の場合は 10.6.2 〜 10.6.8
統合アップデートは同じメジャーバージョンにしか使えませんので、10.6.8 に 10.8.3 Combo を充てて最新環境に……といったズルはできません、ご注意を(笑)
ここまで分かれば統合アップデート選びは簡単です。
例えば現在の環境が Mac OS X 10.6.5 だとしたら、使える統合アップデートは同じバージョンとなる Mac OS X 10.6.5 統合アップデートから、Snow Leopard 最終となる Mac OS X 10.6.8 統合アップデート v1.1 までです。
同じく、例えば OS X 10.7.2 だとしたら、使えるのは OS X 10.7.2 統合アップデートから現時点で最終となっている OS X 10.7.5 統合アップデートまでです。
不具合解消目的で統合アップデートを適用する場合、私は何となく同じバージョン番号の統合アップデートを使うようにしていますが、特に支障がなければ各メジャーバージョンの最新統合アップデートをダウンロードして適用して下さい。
統合アップデート探しはここを使って絞り込んで行くと探す手間が軽減されます。
https://support.apple.com/ja_JP/downloads/
ただし検索欄を使うとそれまで製品別で絞り込んだ結果は無視されて全体検索されてしまうのでご注意下さい。これ、ちょっと使い難い仕様ですよね (^_^;A