バックアップに失敗……というダイアログが出た場合の対症療法
普段は気配を潜めて働いてくれている Time Machine ですが、稀に『バックアップに失敗しました』というダイアログで自己主張することがあります(笑)。
失敗ダイアログが出た時はメニューバーもその旨を通知している
突然の告白に肝を冷やす方も少ないと思いますが、こんな時はまず冷静に Finder ウィンドウを開いて Time Machine に使用している HDD を選択してみましょう。
するとどういうわけか図のように『書き込み不可』になっています。
→ もちろん例外もあります。書き込み不可になっていないのにバックアップに失敗するようなら深刻なトラブルと言えますので以下の対症療法は通用しないと思います
書き込み不可になっているのを見るとまた肝を冷やしますが、ここでも冷静にディスクユーティリティ(アプリケーション/ユーティリティ/ディスクユーティリティ)を起動させましょう。
起動したら対象の HDD を選択してツールバーのマウント解除ボタンをクリックします。
マウントを解除して数秒経ったら同じ場所のボタン(表示は "マウント" に変わっています)をクリックして再び対象の HDD をマウントさせます。
以上です。
先ほどと同じ要領で対象の HDD を Finder で確認してみると今度は『書き込み不可』のアイコンは消えているはずです。消えているのが確認できたらバックアップの再開を指示して下さい。
何故、突然書き込み不可となるのかは(私には)判りません。Mac mini (Late 2006) に FW400 で接続していた 3.5" HDD でも経験していますし、現在の iMac (mid 2010) に USB 2.0 で接続している 2.5" HDD でも経験しています。
普段は何の問題も起きずに使っているのに月に 1 回から 2 回程度の稀な現象として経験されている方は一度お試し下さい。
ただし、頻繁にバックアップに失敗するようであれば別の原因があるはずなので調べて頂く必要があります。また上記対症療法後にも問題が散発するようなら他の不具合を疑う必要がありますのでご注意下さい。