ファイルの在処を確認するのにディレクトリを追いたいんだけど……
OS X の Finder に表示されているファイルが一体何処に保存されているんだい?……と知りたい時、実は様々な方法が用意されています。
Finder の "移動" メニューから "内包しているフォルダ" を選ぶ
ファイル/フォルダを選択し上記メニュー項目を選ぶとひとつ上位にあるフォルダを表示します。上位へ上位へ……と遡る場合はメニュー項目を選択するよりもキーボードショートカット(+)の方が便利。
プロキシアイコンを利用する
Finder ウィンドウのタイトルバーに表示されているプロキシアイコン(ファイル名の部分)+クリックすると最上位までの全フォルダを表示します。
→+クリック、2本指クリック (trackpad) などでも可能
表示されたフォルダを選択するとそのディレクトリに移動可能。
ツールバーに "パス" ボタンを設置しておく
機能的にはプロキシアイコンをクリックする場合と全く同じで、こちらは機能を呼び出すのにボタンをクリックするだけ、という単純明快なもの。
通常はこのボタンは設置されていないので、プロキシアイコン周辺から少し離れた余白部分を+クリック(or 右クリック)でカスタマイズ画面を呼び出して、そこから "パス" と題されているボタンをツールバー内の任意の場所にドロップして下さい。
パスバーを表示させておく
Finder の表示メニューから "パスバーを表示" を選び有効化させておくと、FInder ウィンドウの下辺に選択したファイルのディレクトリが表示されます。
階層が深いと中間のフォルダ名が折り畳まれるので一見しただけでの識別性は前者 2 つに比べると劣りますが、マウスポインタを重ねれば隠れているフォルダ名は表示されるので使い勝手という点では他者とそれほど極端には違いません。パスバーからはフォルダの "ダブルクリック" で任意のディレクトリを開く事が出来ます。
カラム表示にしておく
上図のように Finder ウィンドウをカラム表示にして運用するのもディレクトリを追うにはある程度有効です。ただし、これだけではフォルダを遡るという用途には不完全なので前出いずれかの操作で補完する必要があります。
進む/戻る
Finder ウィンドウには Safari などの Web ブラウザでお馴染みの[進む][戻る]ボタンが設置されているので、階層を深い方向へ追う操作をした後であればこの[戻る]ボタンで上位ディレクトリに遡る事も可能。
ただしこのボタンは操作(場所の移動)履歴に対しての[進む][戻る]なので、ファイル/フォルダのディレクトリを遡る操作としては正しくありませんね。