ファイルの複製・移動時に重複ファイルがあれば両方残す?置き換える?それとも……
フォルダ A にある 001.jpg 〜 010.jpg からなる複数の画像ファイルをフォルダ B に移動させるためにドラッグしたら……
このようなダイアログが出たことはありませんか?
→ 画像中のファイル名が例題と異なりますがスルーして下さい(汗)
これは既に同名ファイルが移動先に存在している場合に出る表示です。
ここで表示される選択肢は上図の通り3つ。
- 同名ファイルを両方残す(ドラッグして来た方は 003 2.jpg などに名称変更される)
- 置き換える(ドラッグして来た方を生かして既存の同名ファイルは破棄)
- やめる
ところで、001.jpgから010.jpgのうち "005.jpg" 以外は置き換え、005.jpgだけは元のファイルの方を残したい(つまり置き換えたくない)時はどうしたら良いのか。
optionキーの出番
001.jpg〜010.jpgの10ファイルを一度に移動させると、冒頭のダイアログが逐一表示されるので、001.jpg〜004.jpgまでは[置き換える]を繰り返せばOK。
ですが……
005.jpgは既存のものを残し、移動してきた方の005.jpgは要らないわけで……
[置き換える]ではもともとあった005.jpgに代わり、ドラッグしてきた方の005.jpgが残ってしまうので用をなしません。
[両方ともファイルを残す]ではもともとあった005.jpgは残るものの、要らないはずの移動させた005.jpg(005 2.jpgにリネームされる)も残るのでイマイチです。
[中止]しちゃうとそこでプロセスが打ち切られ、移動不要な005.jpg以外、つまり006.jpg〜010.jpgを改めて移動させる必要が出てきます。
ファイル数が少ない時は大した問題じゃないかもしれませんが、できればなるべく余計な手間はかけたくないもの。
そんな時に役に立つのが[option]キー。
上のダイアログが出た時に option を押下すると[両方ともファイルを残す]の表示が[スキップ]に変わります。
これを選ぶと005.jpgファイルの重複については処理がスキップされて(=既存のものを残す)次のファイル(006.jpg)に処理が移ります。
これなら一連の移動・複製作業を中断することなく処理を進めることが出来るので[中止]に比べてかなり効率が良くなりますね。
ファイルを手動でバックアップする時などは広範囲にわたって大量のファイルを動かすことがありますので、この方法を覚えておくとその都度、両方を残したり、新しい方を残したり、或は古い方を残すという選択が可能になって便利です。