同じモデルでHDD +メモリMAX仕様と、SSD + 半分メモリでの比較
3日前のエントリーでMacBook ProにSSDを装備させた場合のモデル別(起動)速度を比較するビデオを紹介した際、kaminuraさんから『RAM 8GB + HDDとRAM 4GB + SSDの比較を知りたい』といったコメントを頂いていたのでXbenchに集積されているデータからピックアップしてみました。
テスト結果を比較させたページがこちら(クリック)
対象機はMacBook Pro 15-inch (MacBookPro6,2) の2.66 GHz/Core i7モデル。赤いグラフが[HDD + 8GB RAM]で、青いグラフが[SSD + 4GB RAM]です。OSは残念ながら同一バージョンのデータを見つけられなかったので、10.6.3と10.6.4での比較となっています。
結果はご覧の通りで、同エントリーで頂いている猫魚さんからのコメントの通り、ドライブの性能に顕著な違いが現れており、特にランダムアクセスでかなりの速度向上を見せているのが分かります。SSDはメーカーやモデルに依って性能に差がありますので飛躍度合いには差がありますが、大筋としてはこのような方向での速度向上は見られると思って良いでしょう。
これを見る限りではたとえRAMが2倍搭載されているとしても、SSDとの性能差を埋めるまでには遠く及ばない(状況に依っては良い勝負となる事もあると思いますが)であろうことも想像に難くありませんね。
ただ、このデータは鵜呑みにするには少々問題が無いともいえないのであくまでも"目安"程度に受け止めて頂いた方が良いかもしれません(一部テスターの自己申告要素があるため)。
最後に、一つ追加するのは同エントリーに寄せられていたnoboxさんのコメントから。MacBook Airのレポートということにはならないのですが、先代(Late 2008)と思われるMacBook Airの1.6 GHz HDDモデルと1.83 GHzのSSDモデルで起動時間を比較した映像を載せておきます。
CPUのクロックが違うので純粋な比較にはなりませんが、この映像ではSSDモデルの方がHDDモデルよりも2倍近い速さで起動を終えているのが分かります。