名ばかりの「頭金」問題、ようやく今後の取り組み姿勢を明言
マイコミジャーナルより一部抜粋
iPhone 4発売、ソフトバンク表参道に320人超える行列 @マイコミジャーナル販売時、手数料として頭金を要求する店舗がある問題については、「独禁法に触れるため、販売価格の統制はできない。しかし、ある定価を上回るのを禁止する方法はできるはず」と述べ、「今後ソフトバンクの割賦販売を使う場合は、頭金制度をやめることを代理店、販売店にお願いする」方針を明かした。
ソフトバンクショップ(一部代理店)での頭金問題は随分前から叩かれていましたが、ようやく孫社長も前向きに取り組む事を明言したようです。今まで手を打たずに来たというよりは上記引用に書かれている理由から手を打てずに居たというのが実情なのかもしれませんが、ユーザ側からは「黙認している」としか見えていなかったので、いまさら感はあるものの公言してくれた事はとりあえず評価したいですね。
この問題についてよくご存じない方のためにちょっとだけ説明しておきますと…
商品代金:50,000円
支払回数:10回
頭金:10,000円
さて、毎月の支払額は?(金利などは無視して下さい)
月々4,000円………正解です。
ただしそれは一般論。ソフトバンクショップ(一部代理店)では…
月々5,000円………となります。
実はソフトバンクショップ(一部代理店)では[頭金: 10,000円 + 品代: 50,000円]という摩訶不思議な徴収がされているわけです。つまり実際には頭金ではなく手数料や礼金のようなものとして10,000円を請求していた、と。一般的に頭金とは購入代金の一部分ですから普通の人は前者の計算をするわけですが、実際には後者の形で請求されるため「騙された」と感じて問題になるわけです。
だったら頭金という言葉を使わなければ良いじゃん…と言うことになると思いますが、孫社長の発言を見る限りではこのような逃げ道も塞いでおきたいと考えているようですね。代理店契約や独禁法の狭間で良策を編み出さなければならないようですが、一部のユーザはこの精度で明らかに不利益を被っているのですから少しでも早く対策を打ち出し周知徹底される事を強く希望します。