りんごが好きなのでぃす

Macを中心に、たま〜にiPhoneやiPadなどの話題も届けていたら今年で26年目を迎えてました

孫正義社長、iPadに関して明言を避ける

 

決算説明会の席上、iPadに対応する予定があるかの質問を軽く受け流す

2月2日午後4時30分からソフトバンク株式会社の決算説明会が催されました。この模様はtwitterならびにUSTREAMを介して会場外にもリアルタイムで配信され、USTREAMでは5,000人以上がライブ映像を視聴していました。

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この席上、モバイル通信事業などの各業種において順調な成績を収めていることが報告され、中国やインドなどの将来を見据えた事業展開についても説明が行われましたが、注目されていたiPadには一切触れられること無く記者との質疑応答の場に移りました。

質疑応答の中ではiPadに関する質問があり、iPadを取り扱う予定があるかとの問いに対しては「回答できる立場に無い」、また3G版のiPadを扱う上で必要になる"micro SIM"の提供予定があるかという問いに対しても「ノーコメント」とし、いずれも明言を避ける形をとりました。

iPadはSIMフリーなのでiPhoneの場合とは少し状況が違うかもしれませんが、iPhoneのときもSoftBankが対応するらしいという噂はあったものの、それが公式に発表されたのはAppleがiPhone 3Gを発表する直前だったと思います。この時と同様、秘密保持義務が課せられる状況下にあるのだとしたら明確な回答が出来ないのは当たりですからこのような回答になっても仕方が無いといえそうです。

「docomoは対応すると言ったのに」という声もあると思いますが、こちらは厳密には「対応を検討する」ことを明言しただけで「対応する」とは言っていません。従ってdocomoも明言していないと言うことは出来ますが、いくら「対応を検討する」という段階とはいえ、docomoの独断で対応をにおわす発言をしたことはSteve Jobs CEOを悪い意味で刺激した可能性は無きにしも非ず。これだけが原因でdocomoがiPadを扱えなくなるという事態に陥る可能性は低いかもしれませんが、あまり利口な態度とは言えませんね。

理想論を言えばdocomoとSoftBankの両方がiPadに対応してくれることでしょう。ただ、どちらがSteve Jobsの思い描くiPadの在り方を汲み取った舵取りをするかと想像した場合、上から目線のdocomoではなくフレキシブルなSoftBankのほうが向いているような気がします。docomoだったら「オレ仕様に合わせろ!」的なところがあるのでiPhoneは生殺しにされていたかもしれませんよ。